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美と陶酔の都…ボルドー展

連日梅雨明け後の真夏のような気候が続いていますが、

塾は今週の金曜日から夏期講習期間に入ります。

個別指導なので、生徒ごとに日程は違いますから、

夏期講習が始まる日は、生徒それぞれ違っています。

在塾生以外の方に関しては、

7月中はお申し込みを受け付けていますので、

これから夏期講習をお考えの方は、一度塾に見学にいらしてください。

 

さて、そんな夏期講習を控えた大事な時期なので、

少しでも心身ともに健康になろうと、

先日の日曜日に、上野の国立西洋美術館で開催されている、

「ボルドー展」に行ってきました。

情けないことに、最初「ボルドー展」と聞いたときには、

「ん?ボルドーなんていう芸術家はいたのだろうか?」と、

考え込んでしまいました。

「ボルドー」という言葉を聞けば、「ワイン」しか思い浮かばず、

ワインの展示?・・・と冗談にもならず、

まったく「ボルドー展」のイメージがわかなかったのです。

実際に、その土地の芸術作品の展示会・・・とわかってからも、

フランスには行ったことがあっても、

ボルドーは訪れたこともなかったですし、

フランスのどの位置にあるのかさえ知らない…

当然その街の歴史など、知る由もありませんでした。

ひょっとしたら失敗かな~と、少し不安を抱きつつも、

会場へと足を踏み入れました。

 

結論から言いますと、「素晴らしい」の一言に尽きる展覧会でした。

有名な芸術家に脚光をあてるでもなく、

有名な美術館の名称を中心に据えるのでもない、

ただ「ボルドー」という街を中心とした様々な芸術品を、

過去から現代に流れてくる歴史の時間に合わせて、

ボルドーとゆかりのある作品群で見せていく・・・

そこには、それぞれの時代にボルドーで、

何があって、どのようなことがあったのか…など、

とても魅力的な展示がなされていました。


その中で、印象に残った作品は、

まずは入場券にも使用されている、

ウジェーヌ・ドラクロワの「ライオン狩り」。

1855年のパリ万博のために描かれた作品とのことですが、

火災で上4分の1ぐらいが消失しているですが、

それでも、横幅が3メートル以上もあり、

高さも2メートルあるのでしょうか…

とにかくものすごい迫力の作品で、

目の前に立つと、作品の持つ気迫に押しつぶされそうな気分になります。

消失した部分が残っていれば…と、心から残念に感じました。


次に、1800年頃のボルドー港を描いた、

ピエール・ラクールの「ボルドーの港と河岸の眺め」も、

とても見ていて楽しめる作品でした。

広いキャンバスの中には、港の賑わいがとても細かく描写されており、

人々の会話までもが聞こえてきそうなほど、

生き生きと描かれていました。

その中には犬も多く描かれていて、

当時から犬が人間のパートナーだったのがうかがえる作品です。

それら以外にも、たくさん感動した作品はあったので、

書いているときりがないのですが、最後に一つだけ・・・


実は私が一番感動してしまって、

少しの間そこを離れられなかった展示作品がありました。

それは、モンテスキューの「法の精神のためのノート」です。

モンテスキューと言えば、中学生でも社会で習いますし、

「法の精神」と言えば、1748年に出版された、

三権分立論で有名な著書です。

その本を作成するためにモンテスキューが書き留めていた、

直筆のノートが、まさに目の前に展示されているのです。

今から260年以上も前の物とは思えないほど状態もよく、

きれいな筆記体がそこには記されていました。

あのモンテスキューが、そのノートに向かって書いていた…

それを感じるだけでも、震えるほどの感動がそこにはありました。

一人でそこで陣取っていると、周りに迷惑なので()

少し離れては、またそこへ戻って行って、

ほんのわずかな歴史の流れの糸に触れた感覚を堪能していました。

 

もちろん人によって、感動する作品はそれぞれでしょうけど、

今回の「ボルドー展」には、誰にでも何かしら感動を与える作品が

展示されているのではないかと思います。

何せそこには、25000年前から西暦1982年までの作品が

所狭しと展示されているのですから・・・

9/23まで開催しているようですから、

時間があれば、是非お出かけになってみてください。

なんというか、とても作品からパワーがもらえて、

精神的に元気になれる展覧会です。

会場の外では、ボルドー展限定のボルドーワインも販売されていましたので、

ワイン好きの方にもおススメです。()

私はお酒がほとんど飲めないので、ワインは買わず、

お気に入りの絵のポストカードを購入してきました。

迫力は本物に負けますが、今年の夏を元気に乗り切るには、

充分なほど、私の心を満たしてくれるカードです。

塾の中に、さりげなく飾っておこうと思います。()


それでは、これから梅雨も明け、夏本番になると思いますが、

皆さんも、お身体にお気を付けいただき、

夏を乗り切ってくださいね。

今回も読んでいただいてありがとうございました。